後悔しない、ということ。

実は、Sisterhoodという小さな団体が、昨年、法人化するきっかけとなったのが「休眠預金」という国の大きな助成金でした。

お隣の県の資金分配団体から「応募してみませんか」というメールをいただいたものの、その額の大きさに「詐欺に違いない」とまず疑ってかかったのがコトの始まり。

その後、界隈の詳しい方に話を伺うと「怪しくない。喜べ」というお返事だったので、面談をしてみることになったのです。

とはいえ、凄まじい書類の数と、長い長い面談と(しかも、一度落ちて、2度目のチャレンジまでしたのです)が繰り返され、パートで働きながらだったので、本当に辛かった…

周りからも「最初から大きいお金を手にすると、詰むよ」とか「何もいいことないよ」と散々言われ、それはそうだなと頭で納得する一方で、

民間のシェルターもない、
LINE相談もない、
女性専用の自立援助ホームもない、

そんな、ないないづくしの山形で、私たちがここで立ち上がらなかったら、誰が女性支援を担うの?また10年、遅れるの?下手すると50年放置かも…

そんな想いが頭を駆け巡ったのと、

ちょうどその時に支援していた女子大学生たちの困りごとに対して、具体的な支援ができずにもどかしかったのも相まって、「やる」と腹を括ってしまったのでした。

その後も永遠に終わらない事務作業や、法務との戦いに気力を奪われたり、働いてくれる人が見つからなかったり、事業をスタートするまでの長い道のりが延々と続き(そしてそれは今も続き)、離れていった人もいれば、アツい気持ちで関わってくれる人も現れ、てんやわんやの毎日。

ほぼ休みなく突っ走り続けてる状態を見て、「だから言ったじゃない」と鼻で笑う人もいると思う。自分でも、そう思う瞬間は何度もありました。

でも。

「自分で決めた道を評価できるのは、自分しかいない。あなたが最後に笑えるかどうかなんだよ。他の人は、関係ない」

お世話になっている方から、そんなふうに言ってもらって、グラグラしていた気持ちがスッと整った気がしたのです。

クラファンに関しても「どうせ集まらないでしょ」「そんなことやっても、無駄」そんな感じのことを言われることもある。そうかもしれない。実際、厳しい数値が目の前にあります。

でも、私たちの活動を多くの人に知ってもらったり、「そんな問題が身近にあったなんて、知らなかった」という人がいたり、「他にもやれることがあれば」とお声がけいただいたり、たくさんの“効果”も確かにありました。

何より、180名以上の方が、ご支援くださっている。その事実が、私の心のつっかえ棒になる。自信になる。そして、良い意味でのプレッシャーにもなる。

だから、後悔しない。
その覚悟を持つのは、自分しかいないのです。
(文責:代表理事 小笠原)

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