2026年3月20日春分の日。山形新聞の『提言』欄に、Sisterhood代表として言葉を寄せ、今の山形、そして今の若年女性たちから見える社会のありようと、必要なことについて書かせていただきました。
“地方の若年女性”という枠組みは地方消滅の文脈から語られ、婚活やプレコン、キャリアアップなどのキラキラな施策が自治体を中心になされています。
でも、一方で「家」の枠組みから逃れられず、親や祖父母、きょうだいのケアを一身に背負い、自己実現もままならない女性たちも、少なからず、この3世代同居率が日本一の山形には存在しています。
その方達が、なんとか勇気を振り絞って「家」から逃れたとしても、地域内に十分な制度や資源がないことによって、都市部へと流出している現実もあります。
それは、一部の特別な人たちの話ではありません。女性たちにケア労働が偏って担わされている以上、ダブルケアや予期せぬ妊娠などによって、誰しもが支援を必要とする状況に陥ってしまう可能性を持っているのです。
これまで、若年女性のフリースペースを運営しながら、私たちはその一端を垣間見てきました。当事者の声を拾い続けてきました。
今回のように、メディアに取り上げていただくことで、彼女たちの小さな声をより多くの方に知っていただき、福祉制度や社会資源のありようの改善に繋げていきたいと思っています。

