3月前半戦は、来年度からの「Sisterhood」の活動のあり方を考えていくために、
郡山、つくば、米沢、石巻…
各地で居場所実践をされている先輩方のもとへ、お話をうかがいに動き回りました。
もちろん、対象としている人々も違えば、地域の事情も、これまでの歩みも、みんなバラバラ。
でも、共通してそこにあるのは、“目の前にいる人たちの人権を、最大限に尊重するまなざし”ではないかと感じました。
テクニックや資格ではなく、支援してあげるという上から目線でもなく、「共にそこに居る」という姿勢に、私自身、ここに生きていることを認められた気がしたのも確かです。
地域やネットや社会の様々な場所に、見えない分断線が引かれている今、多様性を認め、その人の存在を尊重する人や場所の存在が、いかに貴重なものであるか。私たちはそのことをもう少し意識しなければいけないのではないだろうか、と思います。
日本では、社会課題に向き合う団体や個人に対する国や自治体の支援が少なく、どの団体様も資金のやりくりにはご苦労なさっているようでした。
それでも、それぞれのミッションを大事にしながら、創意工夫とさまざまな“つながり”によって活動を続けていく姿勢に、背中を押してもらった気がします。
山形市にも、若年女性たちの、そしてジェンダー不平等に苦しんでいる人々の『居場所』を作るため、皆様のお力をお借りしながら前に進んでまいります。
長時間にわたり、惜しみなくお話を聞かせてくださった各地の皆様、ほんとうにありがとうございました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします!